今、組織に必要なのはキャリア・トランスフォーメーション!
「終身雇用はもう限界!」
仕事は与えられるものではなく、自ら創り出すもの
人生100年時代、私たちに求められるのは、キャリアを組織に預けるのではなく、自分でデザインしていくことです。
これからを生き抜くうえで欠かすことのできないのは、「変化への適応と戦略」についての見識を深め、日々の行動に生かし、数十年後の働き方や生き方をデザインすることです。
プロティアン・キャリアという考え方を身に付けて、自分の働き方や生き方を大きく転換させましょう!
1.プロティアン・キャリアとは
プロティアン・キャリアとは、1976年にボストン大学経営大学院のダグラス・ホール氏によって提唱されたキャリア理論です。具体的には、社会や経済などの変化に対応しながら、自らの働き方や能力を柔軟に変えていける変幻自在なキャリアを意味します。プロティアンという言葉は、ギリシャ神話に登場する神「プロテウス」が由来です。プロテウスはときに火となり、またあるときは水や獣にもなる、変幻自在な神といわれています。
プロティアン・キャリアの特徴は、組織内での地位や給与を目的とせず、自己成長や充実感などの心理的な成功を目指すことです。
プロティアン・キャリアの3つの視点
- キャリアは組織に預けるものではなく、自分で育て、形成する
- キャリアは昇進などの結果ではなく、生涯を通じた全過程である
- キャリアとは変化に応じて、自分で変えることができるもの
2. プロティアン・キャリアに必要な2つの要素
プロティアン・キャリアは「アイデンティティ」と「アダプダビリティ」という2つのメタ・コンピテンシーで構成されています。
(1)アイデンティティ
アイデンティティとは、自分の欲求や価値観、能力を正しく認識していることを意味します。
自分の能力を正しく理解したうえで、柔軟に仕事を選んだり、必要な能力を開発したりする姿勢が求められています。
自分らしいキャリアを形成するには、深い自己理解が必要です。
(2)アダプタビリティ
アダプダビリティとは、変化に適応できる能力のことです。つまり、外部環境の変化に対して柔軟に自身をアップデートさせ、自分らしいキャリアを築いていこうとする意欲・能力のことです。
時代が目まぐるしく変わる現代においては、環境変化への理解と適応能力が欠かせません。
3.プロティアン・キャリアで「個を活かす、変化に強い組織づくり」
(1)個人と組織のより良い関係をつくる
従来は「キャリア=組織内キャリア」でしたが、これからはプロティアン・キャリアで社員が自律を促し、社内の地位や給与に縛られず主体的にキャリアを形成していくことができます。その結果として、組織へのエンゲージメントが上がるというデータもあります。
(2)個人の心理的な成功を実現できる
プロティアン・キャリアの特徴は、心理的な成功をキャリアの目的としていることです。プロティアン・キャリアを推進することで、社員に仕事そのものの面白さを感じながら働いてもらえるようになり、モチベーションの向上が期待できます。
4.人材マネジメントの在り方を考える上で重要な3つの視点
「環境変化に柔軟に対応し、保有人材の価値を最大限に引き出すチームづくり」をご提案
5.個人と組織の関係を強くするワークショップ
ワークショップ
- 変化に適応し、自律自走するチームをつくるワークショップ
- 若手社員の離職を防ぐ、プロティアン・キャリア・ワークショップ
- プロティアン対話型組織開発ワークショップ
- ミドル・シニア活性化のためのプロティアン・キャリア・ワークショップ
- 「育休をキャリアに!」育休越境キャリア支援サービス
- 管理職のための1on1支援サービス
- 人的資本開示コンサルティング
6.まとめ
プロティアン・キャリアを実現するには、社員の自律を促せるような仕組みを社内で整えることが必要です。
当法人では、人材育成、評価、最適化まで人事課題へトータルに支援を行っています。外部環境の変化に柔軟に対応できる自律型人材を育てるための制度策定やプロティアン・キャリアに関する研修の提案が可能です。
プロティアン・キャリアの推進をご検討の際はぜひお問い合わせください。
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