12月7日、第5回社労士政策研究会は、初めてのハイブリット開催。
12月7日、第5回社労士政策研究会は、初めてのハイブリット開催。おかげ様で大勢の方にご参加いただけました。
基調講演は、山本昌弘先生(明治大学商学部教授)から「中小企業事業者の事業承継に関しての社労士の関わり方」。山本先生曰く、事業承継は社会課題であり、トレンドになっている。にもかかわらず、支援を行う専門家が不足している。
特に、M&A後のPMIプロセスでは、社労士の出番。
重点は、マッチングやDDにおける法律や財務から、M&A成立後に行われる統合に向けた作業へ。つまりM&Aの目的を実現させ、統合の効果を最大限にするために私たち社労士が支援をすることが期待されている。まさにワクワクするお話でした。
また、研究成果発表は奥林美智子先生。「介護人材のダイバーシティ・マネジメント」という題ですが、ダイバーシティ全体に共通するマネジメント論であり、私が求めていた理論ばかりで本当に参考になりました。
そして、第2部の分科会では、愛知会の今西昭一先生が、「中小企業・小規模事業者の事業承継における社労士の関わり方」について、ご経験を報告してくださいました。
「事業承継においては、人的資本が重要であり、社労士が「人」に関わる専門家として、関与をもっと深める必要がある」と言われて頷くばかりでした。
司会(モデレータ―ではないですよ。司会です。)としての立場を忘れ、コメンテータ―としてご参加くださった山本先生と今西先生のお話に聞き入ってしまいました。
チャットからも会場からも沢山のご質問をいただき、このテーマへの社労士の関心が高まっていることを実感した次第です。
ご参加されなかった方、ぜひ動画配信でご覧くださいませ。